せたがやこどもフードパントリーの活動の様子、世田谷区社会福祉協議会へ訪れる人の様子を知る中で、コロナウイルスの経済的影響を感じていました。「子どもの食事のために自分の食事を削っている」という声を知り、また、自殺者数の増加傾向があることを知る中で、

こどもたちの「サンタさん、なにくれるかなぁ」という声を目の前に、
サンタとしてプレゼント渡せないと悩む、お父さん、お母さんがいないように。
今年も変わらず、12 月 25 日の朝に、子どもたちの枕元にプレゼントがあるように。

と、企画を始めました。

■ 10/10 有志の集まりで着想し

■ 10/14 東急電鉄に貸切電車の依頼

■ 10/21 初めての実行委員会をオンラインで開催(21:30から)

以後毎週水曜日の21:30から実行委員会を行う

■ 11/1 サンタの募集(寄付とサンタ役)の呼びかけをスタート

■ 12/5 フードパントリーの配布にワークショップの招待状を同封

■ 12/8 寄付額が目標としていた60万円に到達

が、フードパントリーの利用者が増え350人を超える見込みとのこと

■ 12/13 「三茶にサンタがやってくる」を開催

ふれあい広場でワークショップ、烏山川緑道で休憩スペースを行い

サンタ役は商店街を練り歩き、世田谷線の貸切電車に乗り込む

サンタ役は30人

■ 12/16 最終実行委員会で振り返り

図書券の購入、メッセージカードなどを作成

■ 12/19 せたがやこどもフードパントリーの食材配布の際にサンタの格好などをしながら手渡す

最終的に、113人のみなさま、団体などから計1,103,500円のご寄付をいただきました!

内訳: 寄付 1,014,501円 ワークショップ売り上げ 69,000円 当日募金 19,999円

 

そして12月19日、約180家庭360人の子どもたちへ2,000円の図書券をお渡ししました。

🎄 受け取ったご家族から、このような声が届きました 🎄

パントリーを利用し始めてから、形あるものを通して、形にならない「言葉」や「心」や「気持ち」に随分助けて頂き、明日も頑張ろうと思える希望を頂いています。子どもたちも私も、いつかこのバトンを誰かに返せように、ひとつひとつ頑張って行きます。
我が家は受験生も2人いますので、勉強の方にも使えればと思います。そして、メッセージカードやメールを見て目頭が熱くなりました。ご寄付をくださった方々、活動をしてくださっている方々、皆さんに心から感謝いたします。皆さんは本当のサンタクロースだと思います。
お恥ずかしいことですが、お小遣いを与えられず欲しいものを我慢していたようで、子どもたちはメッセージカードと図書カードに大変喜んでおりました。感謝いたします。

関わってくださったみなさま、お心遣いいただいたみなさま、
三茶にサンタがやってくる2020は、こんな風に行うことができました。
ありがとうございました!

サンタクロースにちょっとなれましたかね。

<協力>
三軒茶屋銀座商店振興組合、三軒茶屋まち道楽、昭和女子大学現代教養学科、せたがやこどもフードパントリー、世田谷パブリックシアター、東京成城ライオンズクラブ

 

三茶にサンタがやってくる実行委員会 鈴木佑輔